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タイガース背番号物語【19】

佐藤武夫⇒西村幸生⇒土井垣武⇒西江一郎⇒鹿野鉱一⇒大津淳⇒藤井栄治⇒阿部良男⇒工藤一彦⇒小林繁⇒中西清起⇒川尻哲郎⇒筒井和也

これはエエ背番号ですね。小林繁さんと中西のイメージが強く、投手の背番号と思っていましたが、野手にもそうそうたる面々が。
西村幸生さんは関大からタイガースへ。在籍3年で55勝を記録しましたが、この投手も景浦さん同様に戦火に散りました。
次の土井垣さんは戦中・戦後の正捕手。2リーグ分裂で毎日オリオンズ(マリーンズの前身)へ移っています。この時は若林・別当・呉・本堂というレギュラー選手が移籍し、チームはピンチに陥ります。セリーグ初優勝も小山さんや村山さん、吉田さんや三宅さんが円熟期に入る62年までお預けとなります。
大津さんは選手としてはプロ入りが遅かった(関大⇒日本生命⇒タイガース)こともあり現役は6年間でしたが、引退後フロントで長く活躍されました。
次の藤井栄治さんも関西大学出身。無口無表情で【鉄仮面】というニックネーム。自分が野球を見始めたころはすでに晩年でしたが、後年は太平洋クラブライオンズから阪急ブレーブスと移って、長く活躍されました。同じ学区の府立高校(8学区・府立登美丘高校)を卒業してプロ入りした選手では出世頭ではないでしょうか?

工藤投手、ニックネームはゾウさん。26番の方が印象強いですが…立派な体格と優しい顔立ちからついたニックネーム。74年、土浦日大高校のエースとして春夏連続甲子園出場(茨城県の私学としては初めての甲子園)。夏はジャイアンツの原監督が主軸を打つ東海大相模に初戦敗退も延長16回の熱戦。土屋(銚子商)・永川(横浜)・定岡(鹿児島実業)らと【高校四天王】とも呼ばれました。タイガースにはドラフト2位で入団、期待されながら故障などで伸び悩む時期が続きましたが、5年目あたりから100イニング前後を投げて一軍に定着するようになりました。85年Vの年も中継ぎや谷間の先発で活躍して6勝をあげています。高校四天王の中で一番地味に入団した工藤さん、終わってみれば308試合に登板して66勝、誰よりも長く踏ん張りました。工藤投手は青森県の生まれ、13番の葛西に通じるものがあるのかもしれません。

小林繁さん。79年1月31日、ジャイアンツのキャンプ地・宮崎へ向かう途中で球団に呼ばれてトレード通告。『江川と交換でタイガースへ行ってくれ』
そしてシーズン開幕。前年最下位の雪辱に燃えるタイガース、田淵さんを放出してまで迎えた竹之内さん、真弓さん、若菜さん。そして小林さん。シーズン当初の気分高揚度合では今までで最高だったかもしれません。そして、小林さんはジャイアンツに8戦全勝を含む22勝で最多勝。私は高校3年生でしたが、小林さんが投げて勝った翌日は朝の教室の空気が違ってましたよ。
引退後は色々と私生活での苦労もありましたが、ダイスポで時々記事を書いておられます。江夏さんや村山さんの全盛期を覚えていない私にとって、【記憶に残る】という面ではタイガースの投手で一番です。

中西は85年Vのリリーフエース。ダブルストッパーだった山本和行さんがアキレス腱断裂のケガをして9月にリタイア。その後を一人で踏ん張りました。優勝決定はピッチャーゴロ。バースの守備固めに入っていた渡真利選手がガッチリと捕球してゲームセットの時には、すでに木戸捕手と抱き合っていたような。現在はブルペン担当の投手コーチ。今の19番をエースナンバーにしたってや!

☆西村幸生:112試合登板/51完投/9完封勝利/55勝21敗/勝率.724/投球回数733.1/394奪三振/防御率2.01/最優秀防御率(1937秋:1.48/1938春:1.52),最多勝利(1937秋:15)
☆土井垣武:1413試合/4783打数/1351安打/220二塁打/52三塁打/79本塁打/654打点/87盗塁/482四球/298三振/打率.282/ベストナイン(1947:捕/1948:捕/1949:捕/1950:パ捕/1951:パ捕/1952:パ捕)
☆藤井栄治:1650試合/5173打数/1344安打/235二塁打/73本塁打/545打点/54犠飛/467四球/446三振/打率.260/ベストナイン(1963:セ外)
☆工藤一彦:308試合登板/16完投/6完封勝利/66勝63敗4セーブ18セーブポイント/勝率.512/投球回数1186.2/623奪三振/防御率4.04
☆小林繁:374試合登板/96完投/19完封勝利/139勝95敗17セーブ22セーブポイント/勝率.594/投球回数2029.1/111与死球(歴代12位)/1273奪三振/防御率3.18/最多勝利(1979:セ22),沢村賞(1977:セ/1979:セ),ベストナイン(1977:セ投/1979:セ投)
☆中西清起:477試合登板/12完投/5完封勝利/63勝74敗75セーブ119セーブポイント/勝率.460/投球回数986.2/633奪三振/防御率4.21/最優秀救援(1985:セ:30)

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タイガース背番号物語」カテゴリの記事

Comments

ヒデさん

そう、松本幸行ですな
ちぎっては投げでブレーブスへ移籍した年も2ケタ勝っていますね

Posted by: シルク@仕事終わり | February 14, 2006 09:18 PM

>シルクはん
いましたねー、加藤博人。どろんとしたカーブと言えば、中日の松本@ちぎっては投げ投手も苦手分野でしたっけ(^_^;)。確か、江夏投手の伝説のノーヒッターのときも相手が松本投手やったような…。

>課長
この記事の番号【19】にちなんで野村さんでしょう(^_^;)。個人的な意見ですが。
ま、広岡さんは初優勝をもたらしてはくれましたけど、あろうことかマニエルを放出して地獄へ真っ逆さま~暗黒時代が続くになっちゃいましたからねぇ(^_^;)。
野村さんは、曲がりなりにも強いチームにしてくれました。勇退されてからも毎年「絶対Bクラス」というような戦力でコソッとAクラスにいたりするのは野村さんが築いてくれたモノのおかげやと思ってます。

Posted by: ヒデ | February 14, 2006 05:24 PM

ヒデさん
弊社はドロンとしたカーブ投手が苦手なんですわ
貴社のファンですら名前を忘れてしまっている加藤博人って投手に手ぇ焼きましたわ

とりさん
株にたとえたら、ボロ儲けとまではいかないが毎年律儀に配当を出し、株主優待と称して2,000円のお食事券を1枚だけ送ってくる投資先企業みたいなもんでしょう

課長
バファローズファンが『西本さん?仰木さん?どっち?』と質問されるのとは違った回答の難しさがありますな(^_^;;;

Posted by: シルク | February 11, 2006 01:23 AM

ヒデ兄さん(^^

そういう意味でいけば、燕党の方にとって【心の監督】とは、
(1)広岡達朗
(2)野村克也
どっちなんでしょうね?

あ、『間を取って武上四郎』なんてなのは反則です(^^;

Posted by: スチャラカ課長 | February 10, 2006 09:43 PM

少しズルして【19】にコメ(笑

前にも話した気がしますが
私が南紀ド田舎の小学6年生だった頃、家庭科の課題であった「刺繍入り枕カバー」
両サイドに【31】と【19】と刺繍

その【19】は工藤一彦です。
先物買いしてみたのですが・・・(汗

Posted by: とり | February 10, 2006 09:24 PM

シルクはん
 いやぁ、阪神戦の安田・梶間、中日戦の鈴木康(のち近鉄行った人)が投げる試合は楽しかったっす(^_^;)。
 梶間はカーブだったように記憶してます。安田と共通しているのは緩急の使い方ですかね。

課長
 我が家のどっかに切り抜きがあります(^_^;)。単行本も、もうすぐ出るでしょう。【神様、仏様、稲尾様】(稲尾和久編)とセットで読めばおもしろさ倍増ですよ。

Posted by: ヒデ | February 09, 2006 04:31 PM

>>野村監督がシュート大好きなんですな。よほど西鉄・稲尾投手に苦しめられた印象が強いんでしょう。

そういえば、日経に連載中の【私の履歴書】。これの【野村克也編】て、単行本化されませんかねえ?
即購入しますけど(^^

Posted by: スチャラカ課長 | February 09, 2006 02:42 PM

ヒデさん、まいどです
弊社が苦手にしていた御社の投手と言うと【安田】【梶魔(^_^;;;】の両左腕投手が真っ先に浮かびます

安田さんの武器はカーブだったように記憶していますが、梶間さんはどうでしたっけ?

【落ちる球全盛】のキッカケって、やはり野茂と佐々木ですかね

Posted by: シルク@昼休み | February 09, 2006 12:51 PM

私の年代ですとシュートといえば川崎憲次郎です(^_^;)ヲイ。
野村監督がシュート大好きなんですな。よほど西鉄・稲尾投手に苦しめられた印象が強いんでしょう。
楽天もシュートを覚える投手が沢山出てくるでしょうね。

Posted by: ヒデ | February 09, 2006 12:01 AM

シュートと言えば忘れちゃいけない東尾さん
松岡弘さんも武器はシュートでしたっけ?

平松さんや堀内さんは200勝目指して悪戦苦闘している最後のシーンがどうも頭に残っていて(^^ゞ

Posted by: シルク@仕事終わり | February 08, 2006 08:42 PM

【落ちる球】全盛の時代でっさかいね。

>>江川卓・西本聖を最大の敵として声援を送った世代としては

【堀内恒夫】【平松政次】の間違いでっしゃろ(^^;
シュートといえば平松ですなあ。
あ、小川のシュートをシピンが打てない、なんてなのもありましたねえ(^^ふる~。

Posted by: スチャラカ課長 | February 08, 2006 02:06 PM

長所を挙げるとしたら、シュートでどん詰まりの内野ゴロを打たせてアウトを稼げるという部分でしょうか
球威はそれほどでもなかったですから、シュートのキレが生命線でしょう

シュートピッチャーって少なくなりましたね
江川卓・西本聖を最大の敵として声援を送った世代としては、投手っていうたらカーブとシュートという頭があるんですけどね

Posted by: シルク | February 07, 2006 11:44 PM

んで、マルちゃん推奨馬(^^;中西球道ですが。

S60年の優勝の年がベストシーズンでしたね。それ以外の年は、【毎年黒星が先行】してたような気がする(^^ゞ 

そもそも、藤川球児のような飛び抜けて速い球があるわけじゃなし。大魔神のようなお化けフォークがあるわけじゃなし。ではどんな投手だったんだろう?と振り返ったら、結局【気合】だけで投げてた、と私の中での結論になってしまうんですが?(^^;;;

Posted by: スチャラカ課長 | February 07, 2006 01:26 PM

各界から大御所がお揃いで(^_^)

私も19番と言えば小林繁
【小林、ジャイアンツに完投勝利】のたびにバックスクリーン3連発気分でしたよ、ホンマ

ヒデさん
そ、大阪ガスのコマーシャルでしたね
で、ひょうきん族で一気にブレイク

課長
そう、小林さんはタイガースに強かった
見るのもイヤでしたよ
まさか、ジャイアンツが出してくるとは
小津の魔法使いが呪文でもかけたんでしょうかね?

私、高校卒業時に阪神百貨店でスーツを買いましたが、小林さんがスーツ姿で出ていた雑誌を持っていって、同じようなのを買いましたわ(^^ゞ

マルちゃん
私が中2でしたから、計算合ってますわ
ギャルどころか【少女】ですな^_^;

で、これが大阪の高校だと
『昨日の小林を見たか!』などと1時間目の開始早々に言い出すセンセがいてるんです
小林さんが勝つことが笑顔の素だったような1年でした

Posted by: シルク | February 07, 2006 12:12 AM

私も19番といえば小林投手ですね~。
明石家さんまが小林投手の物まねで売れ始めたんもこの頃ですよね。

>>オリックスに移籍した清原を応援してやろうと思う気持ちと同じ

御意。
それに比べて元木大介。あそこまで徹底してたら、こっちとしても気持ちよく「嫌い!」と言えます(^_^;)。

Posted by: ヒデ | February 06, 2006 11:50 PM

【江川事件】は中学生の頃だったでしょうか。
Gファンの教師が「小林は離婚しているから人間として失格」みたいな事言いましてね。

野球と私生活を繋げんでもエエのに、と思いました。そういう目で野球選手を見るのってどうよ?って。当時は純情な中学生だったんですね(^^;

実はワタシ、野村さんも星野さんも大嫌いでしたが(^^; タイガースの監督をやってくださった事には感謝してます。

あら、なんか話がズレてくわ(^^;ヨッパライ

19番と言えばやっぱり、球道・中西です(^^;

Posted by: マル | February 06, 2006 09:59 PM

そうですわ、工藤投手。定岡・土屋・永川・工藤で【高校四天王】。【オッサン四天王】とエライ違いですな(((^^;

プロ入り初勝利はS54年の巨人戦。先発して7イニングくらい投げたんやなかったですかね?最後はエモやんが締めくくってました(^^

私らにとって19番はやっぱり小林繁ですなあ。
あの時の江川事件。江川の交換相手として、いろんなG選手の名前が紙上で取り沙汰されましたよね。
【江川←→西本+淡口】
【江川←→新浦+高田】 など。
まさか小林になるとは思いませんでした。あれには仰天した。

巨人時代の小林て、実は嫌いやったんです(^^ゞ
なんせ阪神に強かったもんで(((((^^;
しかし、縦縞を着るとなったら、思いも一転。

27年経過した今日、オリックスに移籍した清原を応援してやろうと思う気持ちと同じ【関西人気質】なんでしょうかね?(^^

Posted by: スチャラカ課長 | February 06, 2006 05:12 PM

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