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おつかれさま、川相昌弘選手

ドラゴンズの川相内野手が今シーズン限りでの引退とコーチ就任することが明らかになりました。

川相選手は82年ドラフト4位(1位=斉藤雅樹投手。他チームの主な指名選手は、ドラゴンズ=鹿島・彦野、タイガース=木戸・御子柴、カープ=西田・白武、ホエールズ=高橋雅、スワローズ=荒木・阿井&広瀬・新谷拒否、ライオンズ=苫篠・石井毅、ファイターズ=田中富・二村、バファローズ=加藤哲・佐藤・古久保、ブレーブス=藤田、オリオンズ=石川、ホークス=畠山・藤本ニャンコ)で投手としてジャイアンツに入団しました。

入団後内野手に転向し、1軍初登場は84年。しばらくは代走&守備固め要員でしたが、89年に81安打を記録してレギュラーを手繰り寄せます(この年は規定打席未達ながらリーグ最多犠打を記録)。91年に初めて規定打席到達し、94年には3割も記録。以後、ジャイアンツの2番ショートは川相選手の指定席となります。

2003年には通算512犠打を記録してメジャー記録を突破するバントの職人はこのシーズン限りで引退し、コーチに就任のはずでした。が、原監督の辞任をめぐる騒ぎからコーチ就任を撤回、テストでドラゴンズに入団します。
ドラゴンズでは主に守備固めとピンチバンターで出場。また、肩書きの無い犠打コーチとしても大きな役割を果たしました。
不安定だったサードのポジションも森野選手が定着し、奈良原という守備固めのスペシャリストをファイターズから獲得したことで、川相選手も7月上旬から登録抹消。心置きなくグラブを置くことになったと思います。

しかし、落合監督はシリーズに向けて【ここぞ】という場面での川相選手の力量を評価し、本日の1軍登録となりました。

1点ビハインドでイニングは8回、先頭打者が出塁してバッター川相。
相手は99%バントという守備体型をとります。
それでも川相選手は当たり前のように投球をバットに当て、勢いを殺した打球を野手と野手の間に転がします。
そんな、【当たり前のことを当たり前にこなす日々】
でも、当たり前のことを当たり前にやるという、簡単なようで大変なことを確実にこなした事が24年と言う長い現役生活につながったのだと思います。『おはようございます』『お先に失礼します』『おつかれさまでした』『ありがとうございました』etc、当たり前のことが言えない時ってありますよね。当たり前を当たり前にこなすって、実は大変なことだと感じた、川相選手の引退です。

今後はドラゴンズのコーチに就任との事ですが、野球選手としてだけでなく、社会人としてもお手本になるような選手を育てて下さい。

常に宿敵のライバルチームの選手でしたが、尊敬しています
長い間、ホンマにおつかれさまでした

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Comments

おはようございます

挨拶にしても、二日酔いだったり前日にケンカしたり、毎日完璧には難しいです

野球選手としてだけでなく、社会人としても世間に出しても通用する選手を育てられる指導者になってもらいたいです

Posted by: シルク@ケータイ | October 18, 2006 09:23 AM

当たり前のことを当たり前にこなす日々
とても大切なことですよね。
こういう事の積み重ねで信頼関係が結ばれていく気がします。

自分の役割をきちんと果たしていた川相さん 好きな選手でした(^^ 

Posted by: みーみ | October 17, 2006 08:12 AM

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