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プレイバック~1973.8.16 打倒・怪物江川(2)

(1)からずいぶん時間が経ってしまいました
3月は忙しくてね
お待たせしました、パート2です

江川、痛恨の押し出し 
土屋完封 銚子、気力で圧倒

作新学院 000 000 000 000  |0(延長12回)
銚子商業 000 000 000 001X |1

作新学院
(右)和田
(二)菊池
(投)江川
(捕)小倉
(一)鈴木秀
(中)野中
(左)橋本
(遊)鈴木和
(三)荒田

銚子商業
(遊)宮内英
(二)長谷川
(中)飯野
(捕)木川
(左)青野
(一)岩井
(三)磯村
(投)土屋
(右)多部田

延長10回、銚子商は無死で磯村が左中間を破って3塁に駆け込んだ。続く土屋は江川の高目ボールに手を出し三振。多部田スクイズ警戒の四球。そして打者宮内英0-3の時、打者か3塁走者か、どちらかのサイン見誤りだろう。宮内英が一度バントをしかけてはずしたところへ3塁走者の磯村が突入。三本間できょう殺アウトになった。
『チャンスを逃した』と思われた。続く2死1・2塁。今度は長谷川が江川のホッとしたスキをつくようにヒット・エンド・ラン。あざやかに1・2塁間を抜いた。2塁走者の多部田が3塁を回り本塁へ。『銚子商サヨナラ勝ちか』と思われたその時、前進守備をしていた右翼手の和田が1度ボールを弾きながら懸命のバックホーム。多部田が頭からすべり込んだが、捕手の小倉がガッチリとホームベースをブロックしてタッチアウト。銚子商はサヨナラ勝ちを逃し、作新学院は生きかえったのである。

死闘は続く。12回の銚子商は、また磯村から始まった。無死で四球に出た。土屋右飛のあと、多部田が2塁の左を抜いた。1・3塁。雨が降り続き、作新学院には二重のピンチだ。宮内英が四球。満塁になる。長谷川のカウントが2-3となった。江川がボールのすべりを気にしながら6球目を投げた。しかし内角高めに外れ、磯村がおどりあがってホームを踏んだ。江川にとっては“非情の雨”というほかにはない。

この日の江川は、いつものように初めから飛ばさず、セーブして投げた。過去4度の銚子商との対戦経験と、快調でない自分のコンディションを考え合わせたからである。逆に銚子商の土屋は1回から全力投球で対抗した。その結果は、9回を終わった時点で江川の三振奪取がわずか9個に対し、土屋のそれは8個だった。江川負けずに投げ抜いた土屋も立派だったが、江川なにするものぞ、と立ち向かった銚子商打線の気力が5度目の対戦で初勝利を呼んだ。

朝日新聞縮刷版から抜粋しました

当時、小学校6年の夏休み。固唾を呑みながらテレビを見ていました。
10回にスクイズ失敗きょう殺の後に安打、しかし本塁憤死は覚えています。多部田選手がブロックされてケガをしたため、治療でなかなかグランドに出てこなかった事も。

自分の記憶にはないのですが
12回満塁フルカウントになった時、野手がマウンドに集まったそうです。そして、『ここまでこれたのはお前のおかげだ、好きな球を投げたらいい』と声をかけたそうです。センバツの活躍で連日取材の記者が訪れ、好む好まざるに関係なくチームメイトと離れて行動せざるを得なかった江川さんは『自分だけ浮いている』と感じたそうです。最後にチームメイトから声をかけられた時、とても嬉しかったそうです。

江川さんはその後法大へ。勝ち星で六大学2位の記録を作り、奪三振で当時の新記録を打ち立てました(443。それまでの記録は故・秋山登さんの334)。この記録は早大の和田(ホークス)に破られてしまいます(476)。ただし、通算300以上の三振を奪った投手12名のうち、【昭和】の時代の投手は江川さん・秋山さんと立大からライオンズへ進んだ野口投手だけ。野球の質が変わった事も原因だと思われます。

プロ入り時には【クラウンライター1位指名】【一浪】【空白の一日】から【強い要望】を経てジャイアンツへ。ドラフトの時は柔道の時間。見学する同級生にラジオをこっそり聞いてもらって、【タイガース1位指名】を知りました。80・81年は西本聖との2枚看板に手を焼きました。マサや中田に手が出ないのとは質が違いました。力ずくでねじ伏せられるというイメージが強かったです。

ジャイアンツ入団時のトラブルなどでヒールのイメージがあった江川さんも、今は杉本清さんと楽しそうに競馬予想をしていたりして、変わりましたね。

☆【プレイバック】は、リクエストも受け付けています。『あの試合をもう一度再現して欲しい』『生まれた日の贔屓チームはどんなメンバーが出ていた(パソ通の時にやっていましたが)』などありましたら、リクエストしてください。ただし、“納期未定”はご了承下さい(^_^;;;

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Posted by: Rogelio | August 27, 2014 at 05:37 AM

この試合の相手は当時関東の雄だった銚子商業
初戦は『どこにあるねん、それ』的存在だった柳川商業
それが【もしや…】の大健闘

これが、35年後にどれだけ記憶に残っているかの差だと思います

私らは35年前の江川さんをしっかりと記憶していますが、小学校6年生で松坂に触れた野球オタク予備軍は松坂のことをどれだけ覚えているでしょうか?
それによって、【高校野球・戦後最大の投手】は決まると思います

Posted by: シルク | April 06, 2008 at 02:07 AM

パート1と違って、この試合の方はほとんど記憶に無いんですわ。この頃はそれこそ宿題もせずに朝から夕方まで高校野球を見てたはずなんですけれどね。

江川氏の解説はけっこう的を突いていると思ってて嫌いではないのですが、『うるぐす』を観てるとどこまで本気でどこまで冗談なのか?良く分かりませんわ…

Posted by: 0223. | April 05, 2008 at 12:40 PM

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