おつかれさま、スワローズ・真中満外野手

スワローズの外野手として活躍し、２００７年には代打最多安打を記録した真中満選手が今シーズン限りでの引退を表明し、１０月１２日のベイスターズ戦が引退試合となりました。

真中選手は栃木県の宇都宮学園から日本大学を経て、９２年のドラフト３位でスワローズに入団。暗黒時代のタイガースが一瞬だけ夢を見た年でした。松井秀喜か伊東智仁か、それとも安全に社会人実力派投手の一本釣りか？と話題になったドラフトでした。松井を外したタイガースは…･･･・・・・・・・・・・・・・・・竹内が少し上で頑張っただけでした。この年は大物も少なく、松井・伊藤を外したら後は宝探しのような年度でした。ドラゴンズ・野口、マリーンズ・成本、ホエールズ・佐伯＆五十嵐、ブルーウェーブ・小林＆金田、バファローズ・小池＆大島、ライオンズ・杉山＆豊田といった選手が、主な指名入団選手です。

真中選手は確実な打撃で初年度から一軍で活躍、６年目の９８年から４年連続で規定打席をクリアし、99年には.308の成績を残しています。青木選手の加入などでレギュラーを外れた後も堅実な打撃は健在で、16年のプロ生活で12年は打率.270超という確実な打者でした（エンドランのサインを安心して出せるよなー）。
身長170センチと小柄な真中選手の他にも、飯田（現コーチ）や石川（本年度最優秀防御率）、古くは安田さんなど、スワローズは小柄な選手がレギュラーとして活躍する土壌がありますが、真中選手もその土壌を立派に引き継いでいった現役生活だったと思います。
昨年も代打最多安打記録２７（代打成績が集計されるようになった62年以降。過去最多記録はフライヤーズで活躍し、引退後もファイターズの編成で活躍した三沢今朝治さんの26本だそうです）を記録していたので、まだまだ健在だと思っていたのですが。

通算成績は1368試合3918打数1122安打54本塁打335打点64盗塁/打率.286　でした

引退セレモニーの様子（球団公式サイト）

この日はパソ通時代からのネット仲間・jaydashさんが観戦に行かれてました
観戦記事はこちらです

この日は真中選手以外にも、引退する度会博文選手、小野公誠選手、河端龍投手がセレモニーに登場しました。初打席初本塁打という華々しいデビューを飾りながら、偉大な捕手・古田の影に隠れ244試合の出場にとどまった小野捕手でしたが、最後の打席で何と決勝ホームラン。初打席と最終打席でホームランというのも、滅多に出来ない記録だと思います。腐らずに頑張ってきた小野捕手に野球の神様がくれた最高のプレゼントだったと思います。

みなさん、第２の人生でも頑張って下さい
おつかれさまでした！