本拠地最終戦~おつかれさま、塩崎内野手
今日(9月28日)は、京セラドームでバファローズの本拠地最終戦。仕事を終えて(勝手に終わらせて)試合開始前に球場へ到着しました。
バファローズの先発投手は中山、これは予想通りですが、捕手は若い伊藤。日高の後釜として期待がかかっています。
クライマックスシリーズ出場権をマリーンズと争うファイターズ、応援も気合いが入ります。
時々【ルージュの伝言】が応援歌として流れるのですが、どのタイミングで流しているんでしょうか?
ファイターズの先発投手は武田勝。ボールが先行しがちなのですが、2ボールから簡単にストライク2つ取って、最後は内野ゴロというパターンが多かった気がします。バファローズ打線は完全に沈黙。
試合経過は気が向いたら書きます
イニングの合間にキャッチボールをするショート・バイナムとサード・バルディリス。黒人選手が三遊間を組んだ事って、今までにありましたっけ?
好投する武田勝を7回途中でアッサリと引っ込めて建山。そして何と8回はダルビッシュが出てきます。
ブルーウェーブ~バファローズとオリックス一筋14年のベテラン・塩崎。今シーズン限りでの引退を発表しており、岡田監督のはからいによりこの日限定の1軍昇格。
ダルビッシュの投じた3球目を叩くと、打球はキレイなライナーでライト前へ。中畑さん(日本シリーズ最終打席でホームラン)のような派手さはありませんが、最後の打席をキッチリとヒットで締めくくりました。
ファイターズは8回をダルビッシュ、9回は宮西から武田久とつなぐ万全のリレーで快勝。
試合後は選手全員がマウンド付近に整列して、岡田監督の挨拶。
苦労多かったんやなー、急に老けた気がします。
監督は『紙一重』と強調していましたね。パリーグはホンマに紙一重。どのチームにもチャンスはあります。
スタンドから見ていると、塩崎選手は一度は胴上げを辞退していたようですが、北川が『やってまおうや』という感じで声をかけて、胴上げが行われました。
岡田監督は入団当初はファームのコーチ。無事に試合を終えて挨拶する塩崎。
スタンドには多くのファンが最後の雄姿を見届けるために集まりました。
塩崎選手は熊本工業から東洋大(中退)、新日鉄広畑を経て96年のドラフト3位でオリックスブルーウェーブに入団。熊本工業では、前田智が2学年上、高波が2学年下です。ブルーウェーブは2位=谷、3位=塩崎、4位=佐竹と、社会人の実力派野手を指名して戦力アップを狙いました。この年はアトランタ五輪の年だった事もあって実力派が勢揃い。タイガースも今岡・関本・濱中と後のレギュラー選手を3名獲得しています。
その他の主な入団選手は、ホークス=井口・松中・柴原・岡本、ベイスターズ=川村・森中・石井義、マリーンズ=清水将・小林宏・小坂、スワローズ=岩村、バファローズ=前川・大塚・磯部、カープ=沢崎・黒田、ライオンズ=森・和田、ドラゴンズ=小山・森野、ファイターズ=小笠原・高橋信、ジャイアンツ=入来兄・三沢・鈴木尚といった選手です。
佐藤義則さんやイチローや田口や野田や星野伸や藤井がいて、強かったブルーウェーブからの数少ない生き残りの塩崎(復帰の田口を除けば、塩崎より前に入団した選手で今もオリックスに残っているのは日高だけ)。
全盛時にケガが相次ぎ、近鉄との合併で水口や阿部真、北川ら打力に勝る選手が加わったりで、決して平たんなプロ生活ではありませんでした。
しかし、内野はどこでもOKのオールマイティーで堅実な守備としぶとい打撃で、14年間プロで頑張ってきました。
本人も引退会見で『この年齢までユニフォームを着ていられるとは思ってなかった』と言ってましたが、控えの立場でも腐らず研さんに努めた結果でしょう。
岡田監督の挨拶の中のセリフによると、どうやらファームのコーチになるようですね。
強い時も、どうしようもなく弱い時も全力疾走、14年間おつかれさまでした。
第二の人生も頑張って
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