平成23年 野球殿堂入り発表

平成23年 野球殿堂入り記者発表が行われました

殿堂入りは落合博光・ドラゴンズ監督と、故・皆川睦雄さん。
落合監督は秋田県、皆川さんは山形県が出身地。偶然か、東北出身のお二人が選出されました。

秋田県は落合さん以外にも山田久志さんや石井浩郎など、思いつく選手も多いのです。が、山形県と言われても、『ぼぶさんのルーツが山形県』としか思いつかない、野球とは縁が薄い土地。
野球で思い出すのは、バックスクリーン3連発の年に清原・桑田のＰＬ学園にメッタ打ちにされた東海大山形。

そんな山形県から、初めて殿堂入りしたのが皆川さん。

皆川さんがプロに入ったのは、落合監督や真弓監督、梨田監督が生まれた翌年の1954年。野村克也さんと同期で南海ホークス（現・ソフトバンクホークス）に入団しました。
初勝利は3年目の56年、192イニングを投げて11勝10敗の成績を残しまし、ここから8年連続2ケタ勝利。ホークスが初めて日本一になった年にも10勝を挙げて貢献しますが、杉浦さんが38勝4敗では目立たず。
次にホークスが日本一になった64年は連続2ケタ勝利が途切れた年で目立たず。
そんな、実力がありながらも目立たなかった皆川さんが、68年に記録した３１勝は、最後の３０勝投手でもありました（今の野球では、先発ローテに入っていたら３０試合登板すらしない）。

引退後はタイガース・ジャイアンツ・バファローズの投手コーチ、朝日放送の解説者として活躍されましたが、２００５年２月に帰らぬ人となりました。死後、出身地の米沢市および山形県から、生前の功績を称えて、市民栄誉賞・県民栄誉賞が贈呈されています。

ホークスファンだったオフクロから、広瀬さんと杉浦さんと野村さんの話は聞きますが、皆川さんの話を聞いた記憶はないです。そんな選手だったのでしょうね。
けど、粘り強く地道に積み上げた白星は杉浦さんの１８７を上回る２２１でした。

皆川さんが投げ、野村克也さんがリードした大阪球場は今はなく…

ホームベースとプレートだけが残されています。

こちらがプレート

皆川さん、おめでとうございます