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援護なくとも腐らず~武田勝、久々の白星

【連続イニング無得点病】だの【スミ1症候群】だのと貧打にまつわるネタに事欠かないプロ野球。今日の試合が終わった時点で12球団中5チームが防御率2点台、4点台のチーム皆無という投高打低状態。投手がへばる夏場を迎えていないというものの、昨シーズンのチーム防御率を振り返ると、4点台だったチームが5チームで、2点台だったチームがゼロなので、今シーズンはかなり異常な状況です。

そうなると、投手も【好投報われず】【援護なし】【見殺し】という事も多々起こってきます。
タイガースでは能見が6回2失点⇒7+1/3回4失点⇒9回2失点とそれなりに投げていながら0勝2敗。久保は7回3失点⇒6+1/3回3失点⇒5+0/3回5失点で3連敗の後、8回1失点でようやく勝利投手(ただし、援護は2点)という具合に、【完封せな勝たれへんで】というのが現状です。

が、そんなどころではない無援投手がいました。
ファイターズの武田勝投手です。
昨日までエース・ダルビッシュの58イニングに次ぐ48イニングを投げ防御率もダルビッシュとほぼ同じ1.87と好投しながら、ダルビッシュ6勝1敗に対して武田勝は5連敗で2勝5敗。
その5連敗ですが、4月27日こそ5回5失点と沈んだものの、その後は8回1失点⇒7回1失点⇒7回2失点⇒7回2失点と、先発投手の役割は十分に果たしていました。

が、味方打線が5試合連続ゼロ封

そして迎えた今日(もう昨日になりましたが)のカープ戦
武田勝は絶好の立ち上がりで3回までパーフェクト。しかし、カープのマエケンも絶好調で、ファイターズも無安打。
4回のカープ打線、武田勝を攻めて2死満塁と詰め寄りますが、梵が不運なキャッチャーゴロで無得点。
そして迎えた5回裏、ファイターズは1死から稲葉とホフパワーの連打の後、負傷の小谷野に代わってサードを任されている5年目・今浪の今期初安打がタイムリーとなって待望の1点

武田勝は7回まで無失点でリリーフに後を託します。

ここで出てくるリリーフ投手、しんどいでしょうね。2番手・増井が梵・東出に連打されるプチ劇場で無死2・3塁という絶体絶命のピンチになりますが、代打・前田智・栗原・丸を打ち取って無失点に切り抜けます。
9回は守護神・武田久が1死からトレーシーにヒットを打たれますが、次打者・岩本を三振ゲッツー(トレーシーの代走・木村が盗塁失敗)に切って落としゲームセット。

この瞬間、武田勝に4月21日以来の3つ目の白星がつきました。

武田勝「今浪さんありがとうございます」

殊勲のタイムリーを打った今浪、これが今シーズン初安打、プロ通算でも13本目のヒットでした。小谷野のケガで転がり込んだチャンス、モノにして欲しいですね。
それから、最後は大野が盗塁を刺して終わらせたのもよかった。捕手が投手を助けることでバッテリーの信頼感も強まります。大野はこれを機にレギュラーへ前進してもらいたいです。
武田勝も、クサらずよく頑張ったと思います。今シーズン、9イニング換算の四死球0.65個という抜群のコントロールは健在(【投げる精密機械】と言われた小山正明さんが無四球試合10を記録した1962年でも9イニング換算1.68)。呪縛から解放されて、これからも活躍を期待します。

好投しても援護なく敗れた投手も、クサらずに自分を信じてしっかり仕事を…能見、岩田、頼むよ

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