おめでとうプロ通算１００勝～ホークス・杉内俊哉投手

ホークスの杉内俊哉投手が９日のマリーンズ戦に登板し、８回を散発６安打無失点に抑えて今シーズン５勝目を挙げました。これはプロ入り通算１００勝目のメモリアル白星（１２９人目）。

４度目の挑戦で…杉内「特別な通過点」通算１００勝

ホークスとしては７人目（皆川睦雄・杉浦忠・山内新一・三浦清弘・柚木進・山内孝徳）ですが南海からダイエーに譲渡されて福岡に移転してから入団した選手としては初めての１００勝投手です（山内新一・三浦清弘はホークス時代の勝ち星のみ）。

杉内投手は福岡県大野城市の出身。鹿児島実業高校へ進学し、９８年の８０回選手権に出場。初戦の八戸工大一戦でノーヒットノーランを記録、二回戦では松坂大輔の横浜高校に敗れるも、一躍注目されます。
（九州の高校からエエ選手がどんどんプロへ進むようになってきたのもこの頃からでしょうか？）

卒業後は三菱重工長崎に進み、都市対抗にも出場。01年のドラフト３巡目（二人目）でホークスに入団します（一巡目は寺原）。
タイガースに安藤・浅井・桜井、ドラゴンズに山井・高橋聡文（何と８巡目）、ブルーウェーブに平野・早川・本柳・後藤（何と10巡目）、カープに大竹・石原、ライオンズに細川・おかわり中村・栗山、バファローズに朝井・有銘・近藤、スワローズには一足早く100勝を記録した石川…といった選手がドラフト同期です。

初年度は11試合登板２勝と物足らない成績でしたが、２年目の０３年に２ケタ勝利（10勝）を記録。日本シリーズでは２勝を記録してシリーズＭＶＰに選ばれます。
（この頃からしばらくタイガースは杉内にまったく勝てなかったような気がします）

しかし、勝ち星が２⇒１０⇒２⇒１８⇒７と２年続けて２ケタ勝てず、【隔年投手】という有難くないネーミングをされた時期もありました。近年は昨シーズンまで４年連続２ケタ勝利と安定した成績を残しています。

杉内のイメージ、【エエ時はまったく打てる気がしない】であります。シーズン200奪三振を4度記録し、月間ＭＶＰを７度受賞（パリーグ投手最多）。
杉内・和田・攝津・ホールトン・山田・馬原・ファルケンボーグ・森福…反則でっせ、ホークスさん
（実は、タイガースから流れ流れてたどり着いた金澤が地味ながら貢献しています）

連覇（パリーグ優勝チームはホークスです、マリーンズでなく）のためには、まだまだ杉内頑張らなきゃなりません。【目標は２５０勝】という杉内、これからも快刀乱麻の投球を見せて下さい。

おめでとう、杉内投手