おつかれさま、スワローズ・浜中治外野手
かつてタイガースで4番を努めたこともある、スワローズの浜中治外野手が今シーズン限りでの引退を発表しました。
浜中選手は和歌山県の南部高校から96年のドラフト3位指名を受けてタイガースに入団しました。1位が今岡、2位が関本で3位が浜中…上位3人全員が規定打席or規定イニングに到達するなんていつ以来だか…83年の中西・池田・マイク仲田以来じゃないでしょうか? 野手では初めての出来事です。
他球団のドラフト同期は、ホークスが大当たりで井口・松中・柴原、ベイスターズに川村・石井義、マリーンズに小林宏・小坂、スワローズに岩村、バファローズに前川・大塚・礒部、カープに沢崎・黒田、ライオンズに森・和田、ドラゴンズに小山・森野、ファイターズに小笠原・高橋信、ジャイアンツに入來・小野・三沢・鈴木、ブルーウェーブに谷・塩崎…といった選手が入団しています。
入団時から打撃の評価は高く、ファームでは高卒新人ながらレギュラーを獲得するも1軍の壁は高く、しばらくは1・2軍を往復する日々が続きました。
ブレイクしたのは01年。13本塁打を記録し、初めて規定打席にも到達しました。翌年はケガで規定打席に到達しなかったものの18本塁打を記録。掛布さん以来の【和製大砲】の夢が膨らみました。
03年は途中まで好調を維持するものの、送球の際に肩を痛めて(これ、確かテレビで見ていて『アカン、やってもた』とわかるようなケガだった記憶があるのですが、違ったかな?)長期離脱。チームは18年ぶりの優勝に輝きますが、出場試合数は半減してしまいます。
その後3年はケガと戦いながらの出場が続き、規定打席には到達せず。2006年に久々に規定打席に到達して3割20発を記録。しかし、翌年はまたケガで不振…
そして07年オフ、吉野とともにトレード’(交換相手は平野・阿部健)でバファローズに移籍します。
バファローズ移籍当初はタイガースのスター選手として戦力営業両面で期待も大きく、売り出しもかなり行われましたが、出場試合数は86⇒26⇒4と減少一途、2010年オフに戦力外通告が告げられました。
11月にスワローズが獲得表明。背番号0で復活を期して挑みましたがバッティングは元に戻らず、現役引退を表明しました。
【たられば】は勝負事にはありえないのですが、ケガしなかったら…と思ってしまう未完の大器。
今後の予定は現時点では未定です。
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