おつかれさま笑顔の好漢アンパンマン バファローズ・北川博敏内野手
タイガースからバファローズへ移籍後に【代打逆転満塁サヨナラ優勝決定ホームラン】で名を上げ、統合された新バファローズでも勝負強い打撃と明るいキャラクターでチームを支えファンに愛された北川選手が今シーズン限りで引退する事になりました。
北川選手は94年のドラフトでタイガースの2位指名を受けて日大から入団しました。タイガースは1位が引退を発表した山村、2位が北川、3位が田中秀太、4位が川尻…どこかの球団で長短あれどレギュラー級の働きをしています。
他球団のドラフト同期はベイスターズが3~5位で福盛・多村・相川を指名。マリーンズはサブロー・黒木・橋本将、ホークスは引退する城島と本間・藤井、スワローズは2・3位で宮本と稲葉(同年度のドラフトで1チームから2,000本安打2人って他にあるんかな?)、カープは山内・嶋・高橋建、ライオンズは小関・西口・高木浩之、ジャイアンツは河原。無名なれど努力で長く現役を続ける選手が多い年ですね。
この頃のタイガース、長くホームベースを守ってきた木戸の力が落ちてきて、関川へ移行する時期でした。当然、北川も関川との競争を期待されていたと思います。
が、タイガースでは6年間在籍して100試合出場19安打0本塁打。2000年のオフに湯舟・山崎とともにトレードでバファローズに移籍します。
移籍した2001年、当然ですが出場機会など約束されているはずもなく、今は無き藤井寺で黙々とバットを振る日々。その努力の甲斐あって、シーズン後半には右の代打1番手・時にはスタメンマスクというポジションに成長します。
そして迎えた9月26日、ブルーウェーブ戦、勝てば優勝という試合でした。が、吉岡の2失策などで9回を迎えた時点で5-2の劣勢。ブルーウェーブはクローザーの大久保を送り込みます。バファローズは吉岡と川口の連続ヒット、益田の四球で無死満塁。ここで代打に起用されたのが北川。打撃コーチの真弓さんは一言、『思いっきりいけばいい』。センター返し、野手の間を抜ければいい…振りぬいたバットに乗せられた打球はバックスクリーン左奥に飛び込む【代打・逆転・満塁・サヨナラ・優勝決定ホームラン】となりました。
北川を語る上で欠かせないホームランですが、その翌年も立場は変わらず。近鉄バファローズとしての最終年度である2004年、ファーストのレギュラーだった吉岡がアキレス腱断裂の大ケガでシーズンを棒にふり、北川がファーストのポジションを手にします。
2005年はオリックスブルーウェーブと近鉄バファローズが合併した新球団。ぎこちなさのある新チームを北川はバットと笑顔で盛り上げ、2010年まで100試合出場を続けます。
地元官公庁の1日署長や商店街のイベントなどのファンサービスにもチームを代表して参加するなどファンサービスにも熱心に努めてきました。
ここ2年はケガで満足なシーズンではなく、新チームの構想から外れたこともあり、引退を決めました。
6月の交流戦で打った今期1号ホームラン、これが最後のホームランとなってしましました。
通算成績は 1264試合3902打数1076安打102本塁打576打点44犠飛、.打率276です
いつも笑顔でチームを支えてくれた笑顔の好漢・アンパンマン北川、ありがとう!
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