おめでとう通算2,000本安打(日本のみで) ベイスターズ中村紀洋選手
谷繁とどっちが先? 5月5日は長嶋さんと松井の国民栄誉賞イベントがあるから避けたい…云々言われたましたが、ベイスターズの中村紀洋内野手が通算2,000本安打を記録しました。プロ野球史上43人目の記録です。
中村選手は大阪府の渋谷(しぶたに)高校から91年のドラフト4位で近鉄バファローズに入団しました。人材豊富な年度で、ドラフトも大豊作でした。同期入団は、高卒ではブルーウェーブの鈴木一朗(後のイチロー)にスワローズの石井一久、ベイスターズの三浦。大学・社会人からはマリーンズの河本、ベイスターズの斉藤隆、ホークスの若田部に浜名、ファイターズは片岡と島崎、ブルーウェーブは田口、ドラゴンズには落合英二、バファローズは高村、カープは町田と金本、ライオンズは新谷といったメンバーです。
あまりクジ運が良くなくて、ドラフト下手なタイガースも、久慈・桧山・弓長を獲得。前年の湯舟・関川・田村と合わせて、翌年の躍進(暗黒時代唯一の優勝争い・Aクラス)の礎を築いています。
中村選手は1年目から1軍の試合に出場する機会を得て、6安打2本塁打を打っています。3年目、レギュラーの金村が故障がちな事もあってサードでの出場機会が増え、4年目に初めて規定打席をクリアしました。
2000年には本塁打と打点の2冠、01年にも最多打点を記録し、石井浩朗・ブライアント(95年まで)・ローズ(96年以降)、鈴木貴らと【いてまえ打線】の中軸を担いました。
(大石さんや水口、大村には【いてまえ】というイメージがないので外しましたが、レギュラーとして活躍、後年には吉岡や磯部が中軸打者)
また、体型に似合わず守備も軽快で、ゴールデングラブ賞は三塁手としては最多となる7回受賞しています。
その後、ドジャース→オリックス・バファローズ→ドラゴンズ→イーグルス→ベイスターズと移籍して、昨日の記録達成となりました。
度重なる手首と腰の故障、服装や言動が誤解されて随分と遠回りした部分もあったかと思いますが、野球が好きなんだと思います。そして、どこかで手を差し伸べてくれるチームが現れ、ノリも結果を出しています。
ちなみにノリが投手兼三塁手だった渋谷高校は90年の選手権に出場しています。私学強豪のひしめく大阪府にあって、公立高校の選手権出場は82年の春日丘以来(やまびこ打線がプリンス荒木を粉砕した年度)。その後、公立高校は選手権には出場していません(センバツは市岡が出場)。
選手としてバリバリやれる期間は残り少ないと思いますが、これからも頑張れ!
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